てぃーだブログ › 突然!夫が与那国島に移住すると言ったら。。。 › 2011年11月23日!!結婚1周年!!

2011年02月27日

2011年11月23日!!結婚1周年!!

2011年11月23日!!結婚1周年!!

11月23日は私たちの結婚記念日!!

その日を選んだ理由。。。
私の父は、私が23歳のときに、63歳の若さで亡くなりました。
もともとお酒が大好きだった父は、私が小学校高学年の頃からお酒に溺れる生活になり、朝からお酒を飲んでは1日中寝ている父でした。

そんな父は少しずつ家族からも見放される存在になり、その寂しさがまたお酒に繋がりと、今考えると本人も辛い人生だったかもしれません。。

父が亡くなる2週間前に母が脳梗塞になり、急遽東京から福島の実家に戻ったときも、父は自宅1階の台所脇にある3畳ほどの部屋でお酒を飲んで寝ていました。その姿は、昔の面影もなくガリガリで見るに苦しいものでした。

私は母のことが心配で、すぐに病院へ行かせ、その間、実家のお店番を手伝っていたとき、父が言いました。
「お店にあるイチゴ、大きいだろ。食べていけよ」って。
私は、母が大変なときに何を言っているのだろうと思い、「ううん。大丈夫」と素っ気なく返事をし、母の帰りを待っていました。

こんな父と一緒に暮らす母は1ヶ月前亡くなったおじいちゃんのお世話をしながら、父の面倒もみて、朝から晩までお店を切り盛りし、働かない父のせいでこんなことになったんだと心の中で父を責めました。。

「脳梗塞、大きいのが2つ」それが母の診察結果でした。。。
でも早く病院に行けたお陰で、薬で治るって。。。

それから2週間後の2月6日午後10時半過ぎ、携帯に兄からの着信。。。
「お父さんが、お父さんが。。今息を引き取ったよ」
「。。。。なんで」

「実は、3日前から入院してて、いつものことだから、また元気に退院すると思って連絡しなかったんだけど、今回は。。」
そう、父は何十回も入退院を繰り返し、もちろんお酒のせいで。
脳梗塞、膵臓、糖尿病、結核、アルコール中毒、ほんと生死をさまよう病気を何度も。。
入院する度、看護婦さん、先生にもう来ないでください、私たちが治してあげるしかくないから、って言われました。


人って、亡くなるとどんなに苦労かけられても、良い思いでしか残らないんですよね。。
イチゴ、本当は一緒に食べたかったのかな。。
体力落ちて、ご飯も食べてなかったから、本当は。。。

私が小さい頃は本当に寝る間も惜しんで働いて家族を支えてたった良く聞いてたけど、
景気が悪くなってお店が思うように行かなくなって、長男が東京に出て行って、それからだもんね、お酒に溺れだしたの。。

学校行事も全部お父さんが来てくれて、恥ずかしかったけど、ありがとう。
心配性で、いつも帰りが遅いと何も言わずに駅まで迎えにきてくれて、ありがとう。
教育熱心で、テニスもピアノも一緒に練習につきあってくれて、ありがとう。
高熱が出て寝込んで居るとき、夜中でも側で看病してくれて、ありがとう。

今の旦那を初めて紹介したとき、部屋をピカピカに掃除して嬉しそうに待っていてくれて、ありがとう。

お父さんが「良いと思うよ」って言ってくれて方と、
お父さんの誕生日に入籍しました。







Posted by きよ葉 at 15:49│Comments(4)
この記事へのコメント
父親として、涙せずにはいられませんね。

きっと、娘を一人の女性として敬っておられたのでしょう。

娘に嫌われない術は、いろいろあるのでしょうが、

今は、「ここぞという時に頼られる存在でいよう」と

日々、真っ当な生活を心がけておりま~す。

次回の書き込み、楽しみにしています。
Posted by arika at 2011年02月27日 19:51
arikaさん

いつもコメントありがとうございます。
子供はいつも親の背中を見て育ってます。
大人が気づかないとことろで、ちゃんと親の気持ちを読み取ってます。

一生懸命生きる姿、それだけで十分人に感謝できる子供、命を大切にする子供が育つと思います☆

私も親になったら、一生懸命生きることがステキなことだとわかる子供に育てたいですw
Posted by きよ葉きよ葉 at 2011年02月27日 21:51
きよ葉さん、
私もArika同様に読んでいて涙が出ました。

人って亡くなるとどんなに苦労をかけられてもいい思い出しか残らないですよね”のコメント、そうなんだと思います。それでいいのだと思います。そうじゃありませんと、永遠に悲しい自分と向き合うことになりますものね。

お父様もきっと、彼なりに一生懸命生きていらしていたのだと思います。が、ある時に、
人生の歯車が外れて、元に戻せないまま人生を終えられたのだと思います。

その教訓は、それで終わらせるのではなく、それど土台に強く、逞しく、そして、お父様の分まで元気に前向きに人生を歩んでいってください。お父様もきっと天国で温かく見守ってくださっておりますよ。

他人の痛みが感じられ、いつでも感謝の気持ちを持ち、ものごとを前向きにとらえて
人生を歩んでいきたいものです。

そして、いつでも、自分というものを持つべきです。他人がなんと言おうが、揺るがない自分の信念、哲学、そういうものをもって人生を歩んでいる人は強いです。
Posted by 亀 at 2011年02月28日 07:30
亀さん
コメントありがとうございます。
私も、自分のことながら、書きながら泣いてしまいました。。

どんなに大変な人生でも自分の命を大切に生きる人は、それだけで誇れるものだと思います。

そして、それだけではなく、他人の命も大切に生きる人生でありたいです。

今の私にはその大きな気持ちがまだまだ足りない気がしています。というよりは、東京多忙生活10年で優しさを無くしてしまった気がします。

そんな自分に嫌気もさしていて、昔の自分に戻りたい、島なら戻れるんじゃないかと。。
Posted by きよ葉きよ葉 at 2011年03月05日 14:07
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。